プラント関連事業

熱交換器チューブ検査用超音波センサー

熱交換器チューブ洗浄、検査の必要性

細いチューブの集合体であるシェルアンドチューブタイプの熱交換器の効率的な稼働には、定期的な洗浄と検査が欠かせません。
定期的な洗浄検査を怠ると、
○胴側流体と管側流体が混ざってしまう    
○流体が外部に漏洩
のような現状が起こってしまうかもしれません。
これらの原因であるチューブの腐食や浸食の検査を定期的に行い、必要に応じて、補修、交換を行うことにより安定した稼働が実現できます。

過流深傷
特徴:
2つのコイルを用いて、磁場を発生させ、磁場の変化により傷の有無、肉厚の変化を検査します。
長所:
チューブを冠水する必要がありません。
短所:
管板付近の検査が困難(装備が高くなる)裏側形状(バッフル等)の影響を受けてしまう。
超音波による検査
特徴:
チューブを水で満たし、超音波の伝わり方によって傷の有無、肉厚の変化を検査します。
長所:
チューブの材質を選ばず検査ができます。裏側形状(バッフル等)の影響を受けずに検査できます。
短所:
管板付近の検査が困難でした。(装備が高くなる)チューブを冠水させる必要があります。

また、熱交換器チューブの腐食や浸食は、管板付近やバッフル付近で多くみられることが知られています。
上記にある従来の検査では、腐食や浸食の起こりやすい箇所での検査が困難となっていました。
そこで、これらの箇所の検査を容易にできる、熱交換器チューブ用超音波センサーを開発しました。

特徴

○ 管板付近の検査が容易に可能
○ 過流探傷のように裏面形状(バッフル等)による影響を受けない
○ 損傷部の位置を解析しやすい
○ 一般的な超音波検査のように、水を冠水させる必要がない
○ チューブの材質を選ばず測定できる
○ 板バネにより一定圧で内壁に密着できる

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