プラント関連事業

タンククリーニング


危険物(引火性の液体)を貯蔵するタンクは、定期的に検査・補修等のメンテナンスが行われています。  これらの作業では、電気機器を使用したり溶接などを行いますので、火災にならない様に タンク内の危険物を予め除去しておく必要があります。 また、毒物等の有害物を貯蔵するタンクも、メンテナンス前に有毒物を完全に除去しておく必要があります。

この様に、タンククリーニングとは、タンク内の安全を確保する為に行われていると言えます。  もちろん、危険物や有毒物を除去する事が仕事となりますので、火災や爆発、油の流出、 中毒や酸素欠乏症など、重大災害に繋がる多くの要因を抱えています。  従って、施工に際しては様々な専門知識と対策が求められます。

原油タンクの洗浄


原油は、貯蔵に伴いスラッジと呼ばれる多量の半固形物・固形物が析出して堆積します。 特に、備蓄を目的とするタンクでは、底面積が5,000m2を超えるような大型タンクも珍しくなく、 それだけ底部に残るスラッジも膨大な量となります。  また、原油は危険性の高い引火性の液体で、原油タンクのスラッジの回収は困難で危険を伴う作業となります。

この様に、危険物を貯蔵するタンクの中でも、原油を貯蔵・備蓄するタンクは特殊なタンクと言えるでしょう。  この為、原油タンクのスラッジの回収は、COW(原油洗浄)などの人がタンク内に入らない方法で行われます。

尚、明確に区分されている訳ではありませんが、洗浄機や攪拌機を用いた工法を「タンク洗浄」と呼び、 通常の「タンク清掃」と区別される事が多いようです。

重質油タンクの洗浄

C重油など重質油と呼ばれる油は流動点が高く、常温では固まってしまう物もあります。
また、粘度も高い為、回収も容易ではありません。
こういったケースでは、洗浄機を用いた洗浄も採用されます。

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